植木生産作業紹介
皆さまにお届けする植木の生産作業を一部ですがご紹介いたします。 もし気になった点がありましたら植木圃場にお越し頂いた際に何でも聞いてください。
苗木づくり
実生
実生は、母木から採った種を蒔き、新たな苗木を作る方法です。
挿木
揷木は、母木から切り取った枝(挿し穂)を土に挿して根を出させ、新たな苗木を作る方法です。
育苗管理
実生、挿木したものをビニールハウスで管理して育てます。
生育管理
根回し
植木は何年も植えっぱなしの状態で、一度に掘り上げ移動してしまうと枯れてしまう確率が高くなります。 根回しとは、植木を移動するための準備です。 根回しとは、樹木を移植する半年〜一年前に樹木の周囲を掘って、側根の大きなものと主根を残し、その他の根を切り、細根を発生させ、移植を容易にするために行う作業です。
移植
根回しの作業後、約半年〜一年経過後、細根が発生した後に主根を含め、すべての根を切り、根全体から細根を発生させ、どのような時期に植栽しても枯れない状態にする作業です。根回しや移植後、時期や樹種によりますが1か月から3か月程で新たな細根が発生します。この状態にすることで、いつの時期に植木を植えても、植木が痛まず、枯れにくい状態になります。
剪定
植木の成長にあわせて、枝を手入れして整える作業です。伸びた枝、不要な枝を手入れしてあげることにより、樹形を整えるだけでなく、病害虫の発生を抑えることにもなります。
出荷工程
掘りとり
植木を出荷する際にシャベル、エンピを使い植木を掘り上げます。大きい植木の場合、パワーショベルも活用します。
根巻き
掘りとりをした植木の根が崩れたり、乾燥しないように根巻きをして出荷します。根巻きには麻布、麻ひもを使用しております。こちらは数ヶ月で自然に地中で分解されますので、植栽時には麻布、麻ひもは外さずに植えることができます。
高木の運搬 クレーン車
お客様から注文があった高木の運搬はクレーン車を使用します。
※他にも、植木の消毒、施肥等の栽培管理を行い、より良い質の植木生産を目指しております。
成長過程
苗作りからお客様へ届けるまでは、シンボルツリーであれば早くて5年はかかります。ソヨゴを例に成長過程をご紹介させていただきます。